顎関節症コラム②

顎関節症は何科で受診すればいいの?

もし、顎関節症の疑いがあったとき病院に診断を受けにいこうと思うかもしれません。

その時には顎関節症は何科で受診すればよいのでしょうか?

顎に関する症状は、一般的には口腔外科にいくと診察を受けることができます。主に口の中の腫瘍や骨折に対しての治療を行います。口腔外科ではレントゲン写真を撮り、歯だけでなく、顎を含めた全体で診断してくれます。

口腔外科は総合病院や大学病院などにあります。一般病院の口腔外科では、顎関節症専門の歯科医師がいるかどうかが大切になります。また、顎関節症の治療は必ずしも口腔外科だけとは限りません。歯科での治療も一般的です。

顎だけでなく顔や耳などに痛みが出るので耳鼻科や整形外科などにかかったとしても、顎関節症の疑いがある場合は歯科の受診を勧めてくれるようです。

治療をしばらく続けても症状が改善しない、悪化するといったような場合は、さらに専門医を紹介してもらうのがよいでしょう。

口腔外科と歯科を兼ねている歯科口腔外科もあります。お近くにある病院で何科があるのか問い合わせて行ってみて下さい。

ただし、顎関節症と診断を受けたところからがポイントです。顎関節症と診断をされても、現代の西洋医学では有効な治療方法がないのです。

お医者さんの仕事は、顎関節症を治すことではなくて、患者さんの話を聞き、さまざまな検査機器を使って、患者さんの訴える症状が、どんな症状なのか診断をすることなのです。

もし、病院の先生が、

顎関節症コラム①にある顎関節症の回復を妨げる治療

で紹介したような治療を提案した場合は、おそらくその治療をつづけても、早期回復することは難しいでしょう。なので、診断を受けたら通院をやめて、治療は受けない方がいいです。

顎関節症とマウスピース

あなたは食いしばりや歯ぎしりの癖はありませんか?

顎関節症と診断されるとマウスピースをつけることを進められることが多いです。マウスピースをつけることによって、食いしばりや歯ぎしりによる顎への負担を減らして自然に治るのを待ちましょうという考え方です。マウスピースで顎関節症が改善されたという話はあなたも聞いたことがあるかもしれません。

しかし、本当にマウスピースで顎関節症は改善されるのでしょうか?

通常のマウスピースを装着したときと、歯をまったく覆っていない口蓋に貼り付けるだけのマウスピースを装着した場合では、どのくらい治癒の改善が違うのか実験したところ、どちらも改善率は3割ほどでほとんど違いが見られなかったそうです。

実際のところはマウスピースで治ったではなく、何もしなくても治ったのではということが言われています。また、マウスピースを長期間使用し続けると顎のずれの原因となることがあります。

マウスピースでは、噛むと顎が今の位置とは違うところに動くように作られています。

知識と経験豊富な歯科の先生が判断したものならば、顎は本来の位置に戻ると思いますが、それ以外の場合、本来の位置ではないところに顎が誘導され、顎がずれてしまい元に戻りにくくなってしまいます。

実際、当院に来られてた患者さんの中には、マウスピースを長期間つけたことによって症状がさらに悪化させてしまった方も少なくありません。長期間マウスピースをつけて改善が見られない方は、一旦やめてみるといいでしょう。

食いしばりや歯ぎしりをしてしまう、顎がずれてしまってうまく噛み合わせが悪いのはそうなってしまう原因があります。根本的な原因を解消せずに一時的な対処をしても望ましい改善はみられません。

顎関節症は早期のうちに正しい治療を受けると、完治までに何か月もかかるということはありません。迷ったら一人で悩まずに今すぐ相談してください。

顎関節症に効くストレッチ

顎関節症にはさまざまなストレッチがあります。

ストレッチをすると筋肉が動かされ顎の開け閉めが楽になることがあります。しかし、間違ったストレッチをしてしまうと痛みが強くなったり、症状が悪化してしまったりすることがあります。

インターネットで調べると本当にさまざまストレッチの方法があります。どれが一番効果があるのか迷ってしまうかもしれません。

かつて、私もそうでした。歯医者さんから教わった、口を大きく開けるストレッチや、顎を横にスライドさせて広げるストレッチなど一生懸命やりましたが、頭痛や顎の痛みがおさまらず、苦しんだ時がありました。

そんなときに少しでも、自分でできる効果的なストレッチがあればと藁をも掴む思いに焦がれていました。今回は当時、私がもっとはやく知りたかったと思うストレッチを紹介します。それはかみ合わせを良くするマル秘トレーニングベロまわし体操です。

「世界一受けたい授業で」で紹介されていましたね。

beromawashi

この体操は、かみ合わせ外来などで治療をせずに自分でかみ合わせを良くすることができるマル秘トレーニングだそうです。

また、顔や頭などつながっている58の筋肉全部を緩めるリハビリとなり、2重アゴや顔の筋肉やほうれい線、頭痛の解消にもなるので是非、やってみてください。

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やりかた
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ステップ1
口を閉じてベロで歯のまわりをグルグルとまわしていきます。1回につき2秒~3秒かけてゆっくり回していくことがポイントになります。

ステップ2
右回りを50回まわします。

ステップ3
左回しを50回まわします。

ステップ4
右まわし左回し、それそれ50回を1セットとして1日に朝昼晩と3回行うのが効果的ですちなみに20回できない方や10回くらいから後頭部が痛くなってくる方も、筋肉が弱りきっているそうです。私も実際やってみて、最初は10回もしないうちに首の筋肉が疲れてきてしまいました。

でも毎日やったらだんだんできる回数が増えてきて、頭痛があるときにこれをやると痛みが明らかに軽減しました。お金も時間もかからないストレッチなので是非、やってみてください。

私がどうやって顎関節症を治したか?

私も元々あなたと同じように、顎関節症で悩んでいました。このホームページは、私がどうやって顎関節症を克服したか?についてまとめたものです。まずはこちらから見ていくと、分かりやすいでしょう↓

●私がどうやって顎関節症を治したか?

大丈夫、顎関節症は必ず治ります。もし、分からないことがあったら、相談してください。

お問い合わせは075-256-9039
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