このホームページでは、元顎関節症だった私の体験談と、完治までの取りくみを詳しく紹介します。
私はあなたと同じ、顎関節症の患者でした。
１０年前、顎関節症になり、頭痛もあり痛みを我慢しながら仕事をしていた私は、「本当に今の治療をつづけていて顎関節症は治るのか？」と不安で仕方がありませんでした。
歯医者でマウスピースをつくり、かみ合わせの調整して、あごのストレッチをしながらマッサージをしてもらい、、、さまざまな治療を試していましたが、良くなっている実感がありませんでした。
そして４年間の闘病生活を経て「現代医学で行われている顎関節症の一般的な治療では、かえって治りを妨げてしまう」という思いがけない事実に突き当たりました。
きっとあなたも現在行っている治療では、なかなか効果が得られないので、インターネットで情報を探されているのではないでしょうか。私は最初は顎関節症という名前すらしりませんでした。
顎の痛みが気になり始めたのは、歯医者さんで虫歯の治療を受けて歯の高さを削ってもらった後のことです。治療を受けて２日もすると
「あれ、あごの付け根が痛い」
朝、起きると強く噛みしめた後のような違和感が頭に残っている。日中も歯ぎしりをするようになっている。
「今までこんなことなかったのにどうして？」
「なんかどんどんひどくなっていく感じがする」
日が経つにつれ、顎の痛みが大きくなり何が起こっているのか不安で仕方がありませんでした。頭の違和感は毎朝起きると頭痛にかわり、顎の痛みに加わり、このままではいけないと、歯医者での治療が原因だと思い、治療を受けた歯医者で診察をしてもらいました。
しかし、歯医者さんの診断は信じられないものでした。
こんなに痛くても異常がない！？
口の中を見ながら歯医者さんは
「歯のかみ合わせは異常がありませんね」
「痛み止めを出しておくので様子をみてください」
と言うのです。最初はふざけているのかと思いました。異常がないだなんて、そんなことは絶対にありえません。だって、今診察室に入ってくるときも、頭と顎が痛みを我慢してきてるのです。おかしいじゃないですか。
「でも、かみ合わせに異常が見られないし、当院では、いままで歯の治療をして歯ぎしりや頭痛がするようになった人なんてきいたことないですよ。しばらく休むと痛みがおさまるかもしれないので、１週間後にまた見せてください」
何がなんだか分からずに、呆然としてしまいました。
「この歯医者さんは一体何を言っているのだろう」
「このまま様子を見ていれば、本当に治るのだろうか」
「明日からどうやって生活をしよう」
とにかく痛みがつづいて考えることもままならないので仕方なく、家に帰ることにしました。
痛みと格闘する毎日
次の日、朝ベットから起き上がると長時間、歯を強くかみ締めた後のような違和感を頭に感じました。そして「ズキン」と顎の付け根に鋭い激痛が走りました。
「またこの痛みか、、、」
昨日のことを思い出しました。
その後、もしかしたら、１週間も経てば自然に治るんじゃないかと淡い期待を抱いていましたが、残念ながら全く変わりませんでした。それからは毎日、痛みがあるときは痛みがおさまるまでじっとして我慢するようになりました。
それ以外、乗りきれる方法がなかったのです。歯医者さんは「様子を見てください」と言いました。けれど、このまま様子を見ていても、良くなっていく気がしませんでした。
このままではいけない、歯を治療しておかしくなったのだから、もっと顎やかみ合わせについて専門的な歯科にいけば治るかもしれないと思い立った私は、インターネットで顎の痛みとかみあわせについて調べつくし、実績、口コミともに地域1番店の歯科に相談することに決めました。
最新の顎関節症の治療法!?
口の中をみて開口一番、
「服部さん、あなたは典型的な顎関節症ですよ。当院のアメリカ最新の顎関節症の治療で治りますよ」
「顎関節症！？何ですかそれは」
「次回、時間を取って詳しい説明をしましょう」
歯医者さんの力強い言葉が心に響きカウンセリングを受けることにしました。翌週、別室の豪華なカウンセリングルーム通されました。副院長先生がパソコンのモニタに頭蓋骨の画像を映しだして、詳しく説明をしてくれました。
「ここが顎関節で、ここに関節円板があって・・・このように顎の骨は自由に動きます。また、顎関節の動きに偏りがあると顎の痛みだけではなく頭痛や肩コリの原因になったりします。」
ガイコツの画像を動かしながら、顎の動きをわかりやすく解説してくれました。
「通常の顎関節症の治療では、かみあわせをよくすれば治ると言われるのですが、かみ合わせ治療をしてもよくなっていない人は沢山います。」
「顎の筋肉に偏りがあるままかみ合わせをよくしても良くならないことが多いのです。」
「当院のアメリカ最新の治療では顎関節まわりの筋肉を緩めて顎が一番リラックスできる位置でかみあわせを合わせます。」
なるほど～顎周りの筋肉を緩めてゆがみを治してからかみあわせをよくする。とても理にかなっている。これをやってみたいと思いました。
驚きの治療費!！
でも、保険は対象外、歯の治療で保険がきかないとなると高いだろうな思いながら、見積りを出してもらいました。２０万円くらいかなと予測しながら見積書を見てみると、書いてあった数字は総額約２００万円。
「２００万円！！」
予想外の金額に思わず声を上げながら一瞬、症状が吹っ飛びました。副院長の先生はいいました。
「例えば、２００万円の車を買うと、年々その価値は下がっていき、買い替えなければいけなくなりますが、健康に投資したものは年々その価値が上がって戻ってきます。こちらから押し売りすることはありませんので、どちらを選ばれるかよく検討してから決めてくださいね。」
あまりにも高額な金額。。。でもこのままでは治らないかもしれない。２週間、痛みと向き合い迷いに迷いましたが治療を受けることを決めました。
咬み合わせが良くなったのに治らない
「顎まわりの歪みをとってから歯のかみ合わせを調整する」
この言葉が頭の中に響き渡り、期待と不安の気持ちで治療室に入りました。椅子に腰かけると、顎に電極のようなものが付けられました。
「まず最初に高周波治療器で顎まわりの筋肉を緩めていきますね」
電極から電気が流れ頬がピクッピクッっと動き顎まわりの筋肉の動きます。この刺激をうけたままベットに横たわりそのままうたた寝すること、1時間、、、
「はい、起き上がってください」
起き上がって口を開け閉めしてみると、確かに顎まわりが緩んでいて楽に動かせる感じがする。痛み止めを飲んで痛みを忘れている時とは、また、違った感覚を覚えました。
そして、顎を横にしたり、前に次出したりと色々と検査を受けて終了しました。後日、仮歯を入れて２週間。体調はみるみる良くなって行きました。
「痛みがないのがこんなに楽なんて」
頭に血が通うようになって、朝の目覚めもよくなり、友達や知人から、背筋がまっすぐに伸びた。顔色が良くなった。歩きかたがよくなった。別人のように元気になったと言われるようになったのです。これで長年の闘いが終わると思いました。とても調子がいいので仮歯から本歯にすることへ進めました。
ところが・・・本歯にしてから２週間ほどズキンとする顎の痛みと頭痛が戻ってきたのです。おかしい、咬み合わせがよくなったのになぜ、痛いんだ。しかも痛みがまた広がってきた。
歯医者さんに相談すると、原因がわからないようで、噛み締める力が強いので、オーソシスを作りましょう。ナイトガードをつけてみましょう。追加の費用がかさむばかり、改善されるどころか痛みが増してしまい、先生に伝えても
「顎関節症の患者さんは治りが悪い。歯医者にとって顎関節症の患者さんは、きてほしくない患者さんである。色々と治療法があるけど、確立された治療法がない」
と言われ先生もどうしていいかわからない様子でした。
一向に痛みが変わらないので、本歯のやり直しをすることにしたのですが、検査まで２週間、仮歯を作るのに２～３週間、仮歯を入れて様子見て２週間。仮歯でも痛みがひかない・・・なぜ？
その間はとくにこれといった対処もなく、痛みを我慢し続ける毎日、時には口の中を診るだけの診察５分のために、頭痛と顎の痛みにこらえながら車で片道１時間半かけて通いました。
そして、再度、本歯をつくってもらい合わせてみると、かみ合わせがまったく合わない
先生も原因がわからない様子･･･
それでも本歯をつければ良くなると信じて、歯の咬み合わせを調整しながら、２年半通い続けましたが顎だけではなく鼻も痛くなってきました。最後は院長先生が１年前のレントゲンの写真を持ちだして
「あなたの鼻の痛みは炎症によるものだからと耳鼻科にいってください」
と言われる始末、もう、ここに通っても治らないだろうと思い、さまざまな自己ケアを始めたのです。
頬や顔を自分でマッサージしたり、口を空けて顎のストレッチをしたり、顎の痛いところを押したり、オーソシスをつけたり、ナイトガードをつけたり、いいのかなと思いながらも、あまり効果を感じられないものもありました。
また、身体のゆがみから痛みがきているのかもしれないと、カイロや整体に通ったり、リンパマッサージを受けたり、県内、県外とありとあらゆる治療法を試しました。
ところが、思うような結果は得られず何とも言えない不快な感じ、気を紛らわすことにはなっていても、根本的に良くなっているという感じはしませんでした。
今でこそ、機械や薬に頼らずにマッサージやストレッチではない手技で筋肉を緩めると顎や骨が本来に自然に戻り、身体の歪みも解消されることがわかっていますが、この時はまだ知る由もなく、何か違う、もっといい方法がないのかと探していました。
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